シャンプーのしすぎ、洗いすぎでもフケが出る!?
毎日ちゃんとシャンプーしているはずなのに、気づけば頭からボロボロとフケが出る……。そんな悩みを解決すべく記事を書いていきます。
フケというのは「頭皮のアカ」です。
アカと聞くと「洗髪が不十分なのか」と考え、毎日シャンプーするどころか1日に2回も3回もシャンプーしちゃう人もいます。
……が実は、これ逆効果です。
フケというのは確かに頭皮の皮脂が過剰な場合にも出ますが、逆にシャンプーのしすぎで頭皮が乾燥しすぎている(皮脂を洗いすぎている)ときにも出ます。
シャンプーのしすぎは逆効果!
ということをまず知っておきましょう。
頭をかくとパラパラ落ちる乾燥フケ(※)タイプの人は、シャンプーの選び方と洗い方を変えるだけでフケの改善が期待できます。
(※)フケは2種類ある
フケは、頭皮の角質が剥がれ落ちたものです。
地肌は常に新陳代謝により、古い表皮が剥がれ新しいものに生まれ変わるというサイクルを繰り返しています(ターンオーバーと言います)。
通常はその周期(古い表皮が垢となって剥がれ落ちるまで)は28日前後だとされていますが、何らかの原因でターンオーバーが早まると、成長途中の表皮がゴソッと塊で剥がれ落ちてしまうことがあります。
これがフケですが、大きく分けると2種類あります。
<乾性フケ>
……頭を掻くとパラパラ落ちるフケ。乾燥して頭皮から剝がれ落ちた角質。乾燥肌の人に多い。シャンプーやヘアカラーなど薬剤の使用で増えることも多い。
<脂性フケ>
皮脂が混じってベタっとしたフケ。乾性フケより大きな塊になりやすい。脂性肌の人に多い。
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フケを抑える!シャンプーの正しい選び方
市販の安いシャンプーは洗浄力が強いのでおすすめしない
まず結論を言うと、スーパーやドラッグストアに大量に並んでいるような市販シャンプーのほとんどは洗浄力が強すぎる成分が使われているので、あまりおすすめしません。
具体的に言うと、石油系洗浄成分(石油系界面活性剤=ラウリル硫酸Naなど)のことで、シャンプー時のモコモコ泡やスカッと感を出すために配合されている強力な洗浄成分です。残念なことに市販シャンプーのほとんどに石油系洗浄成分が使われています。
市販シャンプーが少量の液でも気持ちよく泡立ってくれるのはこのためですが、洗浄力が強すぎるために、本来頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ洗い落としてしまうことが問題です。頭皮の皮脂を必要以上に落としてしまうと乾燥を招いてフケが悪化するのは先に説明した通りです。
では、どんなシャンプーが良いのかというと、頭皮に優しい弱酸性アミノ酸系のシャンプーです。
フケ対策にはアミノ酸系シャンプーがおすすめ
人間の肌は弱酸性なので、肌と同じ弱酸性のアミノ酸系シャンプーが最も頭皮への負担がなくておすすめです。ただしアミノ酸系シャンプーは、シャンプーの分類の中で最も高価であり、市販シャンプーに比べると2倍以上の値段がするのがデメリットですね。
高いシャンプーが必ずしも良質とは言えませんが、良質なシャンプーは高いです。品質は値段に現れます。これはシャンプーに限らず全ての商品に言えることですが。
「アミノ酸シャンプー」とか「ノンシリコンシャンプー」とかで検索すれば良いものは沢山見つかりますが、白髪や抜け毛・薄毛など髪全体の老化にも悩んでいる人なら「HARU 黒髪スカルプ・プロ(通称haruシャンプー)」というプロ御用達のシャンプーが良いです。
というのも、haruシャンプーはただのノンシリコンシャンプーではなく、「白髪」「抜け毛」「薄毛」に予防効果を持つシャンプーだからです。
具体的には、「ヘマチン」と「キャピキシル」という成分が含まれています。それぞれ白髪と薄毛の予防成分として知られたもの。
【ヘマチン】……黒髪を色素を生成するメラノサイトの活性化させ、白髪の原因である活性酸素を除去する効果
【キャピキシル】……育毛剤などで有名な発毛医薬品「ミノキシジル」の実に3倍の育毛効果を持つとされる天然成分。脱毛ホルモンをストップさせ、頭皮環境の乱れを改善してくれる効果
これらは通常、育毛剤などに含まれる成分ですが、普通のシャンプーでこの2つの成分を含んだシャンプーは他に知りません。
ちなみにharuシャンプーはトリートメント不要の美容シャンプーです。コレ1本でOK。トリートメント代が浮くので節約にもなるのが嬉しいです。
私も本職の美容師の方に教えてもらったシャンプーなので、今はもうシャンプーはほぼコレ一択です。レビュー記事も書いてますので参考に。
公式HP HARU 黒髪スカルプ・プロ公式サイト
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[口コミ]haruシャンプーの白髪効果に納得!黒髪スカルプ・プロはもう手放せない
若白髪王子私このたび、白髪に悩む全ての人に絶対使って欲しいシャンプーを見つけました。 今まで私は「白 ...
フケを抑える正しいシャンプーの洗い方
頭皮への刺激を最小限にしながら清潔に洗うためのポイントを最後にまとめておきます。
シャンプーする時間は寝る前が最適
シャンプーは寝る前にする方がいいのは、成長ホルモンが促される睡眠時間帯を一番清潔な状態で迎えられるから。
髪を洗ってから寝るまでに時間が空くと、その間に空気中のホコリや皮脂が頭皮で酸化してしまうので、できればシャンプーは寝る前がおすすめです。
シャンプー前のブラッシング
シャワー前は、目に見えないホコリが髪に付着しています。これを先にブラッシングで落としておくと、シャンプーの泡立ちが良くなって少量でも十分な洗髪ができます。キューティクルの層に逆らわないよう、根元から毛先に向かってブラッシングしましょう。
ノンシリコンシャンプーは泡立ちが弱い傾向がありますが、シャンプー前にホコリを落としておくだけでも泡立ちも多少よくなります。
また、髪のほつれを取っておくだけでも、洗髪時の摩擦を減らせるので髪の負担を軽くできます。
シャンプー前にお湯で3分は予洗い(素洗い)
髪や頭皮の汚れというのは、実はお湯で洗い流すだけで8割程度は落とせます。ほとんどの人は最初に髪を「濡らすだけ」ですが、最初のお湯かけでしっかりと「洗い」ましょう。
ブラッシングに続いて、お湯での素洗いで髪のホコリや頭皮の汚れをあらかじめ落としておくことで、少量のシャンプーでも十分泡立つようになります。
目安として、シャンプー前にお湯で3分程度は予洗いしてください。
そのまま髪につけない!シャンプーは泡立ててから髪・頭皮につけること
シャンプー液を手に取ったら、そのまま髪にベチャッとつけてワシャワシャ泡立てる人が多いですが、これNGです。シャンプーはまず手で泡立ててから、泡を髪や頭皮にのせてマッサージするように揉み込むのが正しいやり方。
シャンプー液というのは、泡立てた時にちょうど良い洗浄力になるよう作られています。つまり、原液のままだと濃度が濃すぎるので、そのまま髪や頭皮につけるのは刺激が強いです。さらに、髪や頭皮の上で泡立てようとすると自然とゴシゴシ強く指を動かしてしまい、髪のキューティクルや頭皮を傷つけてしまいます。
なので、まず手で泡立ててから、泡を髪につけるようにします。手で泡立てるのはコツがいりますが、泡立て器などを使うと簡単です。
ちなみに、泡立ちを良くするという意味でシャンプーする前に髪の水気を軽く取っておくのが有効です。水滴がボタボタ落ちるほど濡れていると泡が流れ落ちるからですね。
短髪で軽くワシャワシャして水分を飛ばし、ロングヘアであればキュッキュと軽く髪を揉んで水分を絞っておきましょう。水滴が落ちてこない程度に飛ばしておくのが良いと思います。
指の腹で頭皮全体を優しく揉み込むようにマッサージしながら、毛穴汚れを取っていきます。
タオルドライ後、すぐに乾かす
髪は濡れている状態が一番傷つきやすく、頭皮には細菌が繁殖しやすい環境です。お風呂を出たらまずタオルドライ。この時もガシガシ手を動かすと髪を傷めるので、優しく水分を取り除きます。
そして、タオルドライしたらすぐにドライヤーで乾かしましょう。
面倒だからと自然乾燥させようとするのが一番髪を傷めますし、ニオイの元となる細菌を増殖させます。なので、面倒でも素早く乾かすことが髪や頭皮を守ることになります。
ドライヤーは近すぎると熱で髪にダメージを与えるので、10cm以上は離して温風を当てるように。また1箇所に長時間当てすぎなよう、角度や場所を変えながら乾かしていきましょう。
まとめ
「シャンプーのしすぎは良くない」とは皆さん耳にしたことあると思います。これは現代の市販シャンプーの洗浄力が強すぎて、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまうから。
そもそも、本来シャンプーは毎日しなくてもいいもの。シャンプーという商品が登場した当初も週に数回使うものとして発売されていました。それがいつの間にか「シャンプーは毎日するもの」という間違った常識が広まりました。
とにかく、フケが出るからと過剰にシャンプーするのは最悪の逆効果なので注意しましょう。皮脂を洗い落としすぎて乾燥フケを発生させないよう、
- 洗浄力の優しいアミノ酸系シャンプーを使う
- シャンプーをしすぎない(毎日しなくてもいいくらい)
という点を見直してみましょう。