今回は、数ある白髪染め商品ランキングサイトでも常にトップ3の常連である「LpLp(ルプルプ)ヘアカラートリートメント」を購入してみました。
ルプルプのこだわりは、徹底したダメージ0(ゼロ)。
天然染料
保湿成分フコダイン
海洋深層水
美容音痴には馴染みのない言葉が並びますが、とにかく海と植物の恵みが凝縮したダメージゼロの白髪染めだというのです。
私は肌が弱くて、刺激の強い白髪染めを使うとすぐに頭皮が赤く炎症してしまうので、「優しさ」は本当に死ぬほど大事。(市販の安いやつ使って死にましたからね……)。
ルプルプの謳う「海の恵み」。これは期待せずにはいられません。
公式サイト LpLp(ルプルプ)ヘアカラートリートメント
ルプルプヘアカラートリートメントの良いところ
実際に届いた商品の内容はこんな感じ。トリートメント一本と説明書、商品パンフレットにお客様の声集。非常にシンプルで助かりますね。死ぬほど宣材チラシが封入されていた利尻カラーシャンプーとは大きく違います。
パンフレットには少女漫画チックなイラストが多用されているのを見るに、ルプルプは比較的若い女性層に人気であろうことが伺えますね。他の白髪染めはモロ高齢者向けのデザインだったりするので。
使用前にパラパラと商品パンフレットを眺めてみると、どうもルプルプの主要なキーワードである2つの語句が気になります。
- ガゴメ昆布「フコダイン」
- 海洋深層水
海洋深層水は”なんか良さげ”な語句として聞いたことはありますけど、ガゴメ昆布「フコダイン」についてはもうサッパリです。これではまともなレビューも書けないので、ちょっとパンフレットを熟読してみました。
ガゴメ昆布「フコダイン」とは?
簡単に説明すると、「ガゴメ昆布」とは北海道函館の限られた地域にだけ生息する昆布で、非常にネバリが強いというのが特徴。そのネバリの成分のことを「フコダイン」と言い、このネバリ成分が育毛効果や免疫力向上など、健康と美容に非常に良いとのことです。
で、このフコダインというネバリ成分が頭皮の表面をヴェールのように覆ってくれるので、髪全体と頭皮を潤いで満たしてくれるのだそう。つまり一言で言うと、ルプルプなら髪がしっとり潤いますよーということですね。潤いとしっとり感が売りなようです。
海洋深層水ってなに?
「海洋深層水」って飲料水でもよく聞きますが、実際どういう意味なんでしょう?
海洋深層水とは、太陽の光が届かない水深200m以深の海水のことで、四季を通じて低温で安定していて汚染がないので、非常に清浄な海水です。長い年月をかけて深海をゆっくり循環しているので、人間の身体に不可欠なミネラルが豊富に取り込まれていくのです。
このような理由から、人間の身体・美容に非常に有効な効果があるとして話題になっているのだそうです。
人口成分の一切を除去! 天然無添加の成分のみで配合された優しい白髪染め
市販のヘアカラー商品と違って、ルプルプには脱色剤やジアミンなど刺激の強い人口成分は一切含まれていません。
市販商品で髪がパサパサに死んだ人、アレルギーなどで頭皮が赤くなったりかぶれた人でも、ルプルプなら天然100%の成分で作られているので安心です。
とくに白髪染めで問題になりやすいのが「ジアミン」というアレルギー成分です。ジアミンは染める力が強いので市販商品のほとんどに含まれていますが、人によっては強力なアレルギー反応を起こすコワい成分です。
参考痒い!白髪染めのかゆみ・かぶれはジアミンアレルギーが原因。対策対応は至急に!
ルプルプを始め、高品質なヘアカラートリートメントはこのジアミンを完全に除去しています。白髪染めやカラー剤で皮膚がかぶれやすい人は、必ずジアミン不使用の白髪染めトリートメントを使いましょう。
ルプルプなら安心です。
ルプルプヘアカラートリートメントで白髪染め実践レビュー!
ルプルプの特徴が把握できたところで、実際に白髪染めしていきます。
ひとつ注意点ですが、ルプルプのトリートメントはシャンプー前の乾いた髪でするようにと注意書きがあります。色が定着するまでの最初の数回は必ずシャンプー前にとのこと。
色が定着した後の定期的な維持染毛の際はシャンプー後でも良いそうです。
白髪染めトリートメントはシャンプー前でも後でもOKな商品も多いので、この点は気を付けましょう。必ずシャンプー前の乾いた髪に塗っていくように。
白髪染めする前のBefore状態
ちょっと写真撮るのが下手すぎて申し訳ないのですが、今回は前髪の部分を掻きあげてピックアップしてみました。こんな写真でもチラホラと白いものが混じっているのがわかると思います。
写真だと分かりにくいですが、実際には10倍ははっきりと白髪がうごめいております。本当に悲しいです……。月日が経つごとに確実に白髪の量が増えていってる気がします。ツラい。
という愚痴はさておき。
ルプルプを塗ってみます。
実際に塗った後の写真も撮ろうかと思ったのですが、とくに目新しい発見はないので割愛します。
ただ、写真では伝わらないものの、ルプルプを塗ってみて感じたことが2つ。
めちゃくちゃ良いアロマの匂い!
水っ気がやや少ない感じ?
とりあえず良い匂いです。塗ったそばから香るアロマの芳香。市販の安い白髪染めのようなツーンとした刺激臭とはモノが違いますね。ラベンダー、ローズマリー、オレンジなど天然精油配合による香りだそうです。これだけでリッチ感がスゴイ。
もう一つ感じたのは、思ったより水っ気がないな……という感じ。レフィーネのトリートメントなどに比べると、水っぽさがなくてちょっと固い?ような印象を受けましたね。素手で塗っているとゴワゴワするので、ちょっと全体に伸ばしにくいかなぁ……という感触。小さいことですが。
使用後の潤い感・しっとり感はベスト1かも
一つ驚いた、というか関心したのは、ルプルプを洗い流した後の髪のうるおいやしっとり感は今まで使ってきた白髪染めトリートメントの中でもベストワンでした。
所詮は宣材文句だと思っていましたが、ガゴメ昆布「フコダイン」の力はなかなか侮れませんね。確かに他のトリートメントと比べてもしっとり感が強いような気がします。
ルプルプ使用後の染まり具合は?
以前より当ブログをお読みいただいていた方、お待たせいたしました。
ようやくルプルプ一本使い切ったので、結果を見てみたいと思います。といっても、自撮りが下手すぎるので写真見てもわからないと思いますが……。
とりあえず、結果がこちら▼▼
髪の毛よりもまず肌が汚くてすみません。。。
写真だと光の反射具合で色が白く飛んでしまうので、白髪と黒髪が若干見定めにくいのですが、まぁまぁ白髪はきちんと処理できています。染まり具合はひとまず満足ですね。あとはこれがどの程度持つかどうか。
記事執筆時点で、ルプルプを使い切ってから2週間近く経っていますが、現在も黒髪を保っています。1ヶ月この状態をキープできれば優秀なんですが、どうなるか……。その辺はまた後日追記していきます。
髪へのダメージはほぼ感じません。驚くほどノーダメージ。トリートメントらしいしっとり感の方が印象に残りますね。
今のところかなり高得点です、ルプルプ。仕上がり具合は文句無し。あとはレフィーネより色持ちしてくれれば、今後も使い続けたいスターティングメンバーの仲間入りですね。
もともとネットでも評判高かったので、期待通りといったところかな。
というわけで、現場からは以上です。
ルプルプの料金、使用目安など
料金について
- 通常価格3240円
- 初回お試し1980円
価格としては安くもなく高くもなくですね。高品質な白髪染めトリートメントは3000円〜4000円が相場なので文句ない値段です。初回2000円程度で買えるのは嬉しいですね。
お得な定期便コースももちろんあります。白髪染めは定期的に繰り返さなければならないので、コレと決めた商品は定期便で契約する方が手間的にも金額的にもお得です。
もちろん、定期便でなく単品で1本だけ購入することも可能なのでご安心を。
公式サイト LpLp(ルプルプ)ヘアカラートリートメント
色は4色から選べる
選べる色は「ダークブラウン」「ブラウン」「モカブラウン」「ソフトブラック」の4色です。
トリートメントタイプの白髪染めは脱色剤を使わないので、基本的に明るい色ほど発色しにくいです。そのため明るめのブラウンだと思ったような色にならないことも多いかもしれません。
また、白髪染めはおしゃれ染めに比べて染料が濃いので、ブラックを選ぶとやや真っ黒な印象になりやすいです。私が今回使った「ソフトブラック」も”黒くなりすぎない”と書いてありますが、やや黒染めした時のような不自然さは感じます(ちょっとだけ)。
ごく自然な柔らかい印象にしたいなら、ダークブラウンかモカブラウンあたりを選んでおいた方が無難かもしれません。
【追記】泡の白髪染め!ルプルプカラーフォームも新発売!
合わせてこちらもレビューしてみます!
ヘアカラーフォーム(泡)とヘアカラートリートメント(クリーム)の違い
(ムース状なので、スプレー缶タイプです)
さて、まず誰もが思うのが「ヘアカラーフォーム(泡タイプ)ってなに?」という点です。
成分に大きな違いはない
まず重要なのは、成分やカラーリングの種類はどちらも「ヘアカラートリートメント」には変わりありません。ヘアカラートリートメントの中で「クリームタイプ(従来)」と「泡タイプ(ヘアカラーフォーム)」に区別されています。クリームか泡かの違いですね。
脱色などはせず天然成分のみ配合なので髪に優しいですし、アレルギー成分として心配なジアミンも含まれていませんのでまずは安心してください。
かゆみや炎症に悩まされる人でも安心して使えます(とはいえ、パッチテストは必須です)。
その上で、クリームと泡の違いは大きく2つあります。
泡タイプは染めやすい
簡単に言うと、ヘアカラーフォームつまり「泡タイプ」の方が塗るときに髪全体に伸ばしやすいということです。
公式サイトには下記の説明がされています。
違いを要約すると……
従来のクリームタイプはコームによって髪全体に伸ばす必要があり、コームの力加減や伸ばし方によっては均一に塗れなかったり、液ダレしてしまうマイナス点があった。
新しい泡タイプは適度な粘土を持っているので液ダレの心配がなく、髪に触れたところから泡が水状化する(弾けて広がる)ので、髪全体に均一に伸ばしやすい効果がある。
要するに、泡の方が塗った端からシュワシュワ勝手に広がってくれるので、髪全体に均一に綺麗に塗りやすいですよーということですね。
泡タイプは放置時間10分で染まる
もう一つの大きな違いは「放置時間」です。従来のヘアカラートリートメント(クリームタイプ)は放置時間が30分程度必要だったのに対し、ヘアカラーフォーム(泡タイプ)は放置時間がわずか10分と劇的に時間短縮しています。
公式サイトでも、「簡単10分」を一番デカデカとアピールしています。
放置時間は従来の半分以下。わずか10分で染められるなら手間がかなり軽減されますよね。同じ染まり具合で10分で済むなら間違いなくこっちを使います。
ただ……。
「クリームタイプにはない○○の成分を使用することにより時間短縮を可能に!」 みたいな根拠が書かれていないので、アピールしているわりに説得力に欠けるのが気になるところ。
こればかりは、実際に使用してみて確かめるしかありません。
ルプルプのヘアカラーフォームの泡を体感してみた
では、早速箱を開けて実践していきます。
泡フォームなのでスプレー缶タイプですね。思ったより小さいです。
ちなみに、選べる色は「ブラック」か「ダークブラウン」の二色です。ブラックは黒くなりすぎる可能性があるので、ダークブラウンを選びました。これくらいが自然な色になります。
付属品は手袋と専用コーム。
さて、お待ちかねのヘアカラーフォームがこちら。
これ、パッと見た目モコモコタイプなんですけど、実際は結構水分を含んでいて触るとシュワシュワ・ジュクジュクしているタイプの泡でした。整髪料のムースにかなり近いですね。これはかなりグッドポイント。
泡タイプって今までいくつか試したんですが、水分量が少ないとかなり塗りにくいんですよ。その点でルプルプの泡は合格点でした。水っけがしっかりあるので伸ばしやすい。
塗布には専用コームを使います。
染毛の目安ですが、これを1ブラシとして、
- ショートヘア:約10ブラシ
- セミロング:約15ブラシ
となっています。
さて、ルプルプの泡フォームを塗ってみた感想ですが、まず、
塗った側からサラっサラ
です。
感触としては本当に整髪料のムースと同じなんですけど、ベタベタ感やゴワゴワ感が一切なく、水々しいサラサラ感がスゴいです。
確かに、コームで梳かしながら塗っていくと、付着したところからシュワシュワと弾けて広がっていく感じですね。伸ばしやすくてとてもいい。
印象としては、さすがルプルプといったところ。やはり潤い・保湿力に関しては他の商品より頭一つ抜けています。
このルプルプの潤いの秘密は、「フコダイン」というルプルプおなじみの海藻類のネバリ成分にあります。この潤いばかりは、実際に使用してみないとわからないでしょう。
ルプルプヘアカラーフォームで白髪染めした効果
さて、実際に染めてみた結果を写真にとってみました。
その前にまずはいつもの、私の地毛の状態をいくつか載せておきます。
ルプルプ使用前
側頭部は外からは見えにくいですが、髪をかきあげると内側にちらほら▼▼
前髪もかきあげると結構あります▼▼
一番怖いのが、自分では見えない後頭部。写真でも分かるほど白髪出てますね▼▼
ルプルプ3回使用後
そして、下記からはルプルプヘアカラーフォームを3回使ってみた結果です。
まずは前髪内側▼▼
かき上げてもほとんど白髪は見えなくなりました。
前から全体的に見てみると▼
問題ありません。綺麗に染まっていますね。
続いてサイドの髪。内側を確かめるためにかき上げてみると▼
内側の一番白髪が多い部分は、なかなか綺麗に染めきれないですねー。どうしても耳の上あたりに白髪が残ってしまいます。ここは残念。
サイドを全体的にみると▼
外から見る分には綺麗に染まっていますね。写真分かりづらいですが……。
最後に上から全体を▼
白く見えるのは光の反射です。分かりにくいですが、まぁ特に文句なく綺麗に染まっています。放置時間10分でここまで染められたのは大きなメリットです。
全体的にしっとりと仕上がっていて、染め上がりは大変満足しております。やっぱり潤いの力が強いと、ドライヤーで乾かしたあとの手触りが全然違いますね。
(もちろん、一緒に使っているノンシリコンシャンプーの力もあるでしょうが)
さて、総評をまとめます。
ルプルプ ヘアカラーフォームの良かったところ。良くなかったところ。
良かったところ
まず、染まり具合は文句ないレベルでした。若干染め残しはありましたが、トリートメントのセルフ染めなら100点までは求めていません。放置時間がたった10分で済むことを考慮すれば85点〜90点でも上出来です。
そして、やはりルプルプの保湿力は良かった。ルプルプを選ぶ理由は「潤い」に限ります。しっとり感がありつつも、しっとりベタベタではなくしっとりサラサラを与えてくれるのはルプルプの醍醐味です。
今まで「ラサーナ」「キラリ」と泡の白髪染めを使ってきましたが、泡フォームの中ではやはりルプルプがダントツで良かったです。
良くなかったところ
ひとつ、致命的なデメリットがありました。
それは、内容量が少ないということです。
実はこのルプルプヘアカラーフォーム、内容量がたったの80gしかありません。クリームタイプの LpLp(ルプルプ)ヘアカラートリートメント の内容量が200gなので、実に半分以下の量です。
付属パンフレットには【80g=約40ブラシ分】と記載があるので、ショート(1回10ブラシ目安)なら4回分、セミロング(1回15ブラシ目安)なら3回分もない計算です。
内容量80g=約40ブラシ分しかないと……
- ショートヘアなら4回(1回10ブラシ)
- セミロング以上なら3回が限界(1回15ブラシ)
ヘアカラートリートメントは週2回くらいの継続使用が必要なので、ヘアカラーフォームだと1本で半月しかもたないことになります。
ちなみにヘアカラートリートメントは1本で1ヶ月分と明記されています。
つまり、ヘアカラーフォーム(泡)は、概ねヘアカラートリートメント(クリーム)の約半分の量しかないというイメージです。
しかもそれでいて、クリームタイプより価格は高い(価格は次で)。
商品としては文句ない品質なんですけどねー……。
ルプルプ ヘアカラーフォームの価格
最後に、商品情報をまとめておきます。
初回限定なら半額程度の割引価格なのでお買い求めしやすいですね。
ルプルプはお試し1本なら定期コースではなく1本だけ単品で購入できるので、安心してお試し購入できます。知らない間に定期コースになってたなんてトラブルはありません。
選べる色は「ダークブラウン」と「ブラック」の二色。
白髪染めはサンプルより暗い色に仕上がることがほとんどなので、ブラックだと真っ黒になりすぎる可能性があります。個人的にはダークブラウンあたりが一番自然な色に仕上がるのでおすすめです。
初回1本は半額程度で購入できたのでお得に使いましたが、2本目からはお財布と相談したところちょっと厳しいかな……といった感じでした。
(1本で1ヶ月持つなら、ガンガン買ったのに。惜しい。)
まとめ
使用してみての第一印象はまずまず良好だったルプルプですが、購入後のアフターメールがやや頻繁に送られてくる点がちょっとマイナスかも。メール拒否設定し忘れたのかもしれませんが、あったかな……。
総評的に、使用後の髪の保湿感というか、しっとり感は一品でしたね。さすがガゴメ昆布「フコダイン」を謳っているだけあり、他のトリートメントより潤いに満ちていたと思います。
クリームタイプと泡タイプが出ましたが、これは好き嫌いが分かれるでしょう。使用感的には泡タイプの方が好みでしたが、いかんせん内容量が少ないのがちょっとネックという感じです。
クリームタイプ LpLp(ルプルプ)ヘアカラートリートメント
泡タイプ ルプルプ ヘアカラーフォーム