(白髪が結構目立ってきたけど、白髪染めをするのは抵抗がある……。普通におしゃれ染めして白髪も染まらないの?)
スポンサーリンク
【結論】おしゃれ染めで白髪は(綺麗には)染まらない
市販のヘアカラーでセルフ染めする場合
結論から言うと、私の経験上、
おしゃれ染めで白髪は(綺麗には)染まりません
全然染まらないか、多少は染まったとしても黒髪部分の染まり方と違うので全体として均一に綺麗に染まりません。白髪の方から色がすぐ剥がれていくので、1ヶ月もしないうちに白髪だけキラキラと褐色に光はじめて逆に目立つというオチにもなります。
そして、明るい色ほど白髪は全然染まってくれません。暗めの色ならおしゃれ染めでもある程度白髪は染まりますが、暗めでいいなら最初から白髪染めで染めた方が確実に綺麗に染まります。
当たり前ですが、おしゃれ染めって「黒髪を染めるため」に設計された商品なんです。一方で「白髪を染めるため」の商品として、わざわざ白髪染めという商品が存在するわけで。
美容室で染める場合
ただ、美容室なんかではおしゃれ染めも白髪染めも同じ「カラー」というメニューのくくりになっています。なので美容室で染めるならおしゃれ染めか白髪染めかなんて考えなくてOK。
ただ、白髪がある場合は「白髪がしっかり染まるようにお願いします」と言った方がいいです。後述しますが、白髪をしっかり染めるには薬剤の配合量を調節する必要があるからです。
ちなみに美容室でカラー(白髪染め)しても、明るい色に染めるのは難しいです。
美容師に話を聞くと、白髪をしっかり染める前提でどの程度の明るさならイケるか、というのも美容師の腕によってくるもので、上手い美容師(美容院)だとある程度は白髪染めでも明るい色を作れるようです。
実際に私が今年から行き始めた新しい美容室では、白髪染めでもブラウンで7トーンくらいの明るさには染めてもらうことができました。
美容師さんに聞きましたが、白髪染めだと大体5〜7トーンくらいが良いとのこと。8トーン以上になると白髪が染まりにくくなるそうです。
参考美容院での白髪染めはカラー料金でOK!明るい色にできる?色もち具合は?
スポンサーリンク
なぜおしゃれ染め(ファッションカラー)では白髪が染まらないのか?
おしゃれ染めと白髪染めの違い
おしゃれ染めと白髪染めの違いを最も簡単にいうと、
- おしゃれ染め:「黒髪」を染めるためのカラー
- 白髪染め:「白髪」を黒髪に馴染ませるように染めるためのカラー
このような違いがあります。ざっくり言うと、おしゃれ染めはあくまで「黒髪を染めるためのカラー」なので、白髪は染まりにくいのです。
もう少し具体的に言うと、おしゃれ染めと白髪染めの違いは薬剤の配合の仕方にあります。ヘアカラーというのは主に、
- 地毛の色を抜く=脱色剤
- 色を抜いた髪に新しい色をつける=染毛剤
という2タイプの薬剤を使います。
おしゃれ染め(黒髪用ヘアカラー)と白髪染めヘアカラーの違いは、この「脱色」と「染毛」の強さバランスの違いです。
おしゃれ染め(黒髪用ヘアカラー)は脱色力が強く、染毛力は控えめ
黒髪用のヘアカラーは、まず脱色剤(ブリーチ)が強めで地毛の黒色をしっかり抜きます。色を抜いた上から新しい色を少しのせれば十分染まるので、染毛剤は控えめに作れられているのが基本です。最初の脱色(ブリーチ)をしっかりするほど、金髪のような明るい色にも染まります。
一方、白髪は黒髪より染まりにくい性質があるため、染毛剤が弱いと染まってくれません。明るい色ほど染毛剤は弱いので白髪は染まらないです。
逆に、おしゃれ染めでも暗めの色なら、脱色剤【小】/染毛剤【大】になるので、白髪も多少は染まってくれます。ただ個人的な経験上、6トーンくらいのブラウンでも、1ヶ月もしないうちに白髪から先に色がハゲて褐色にキラキラしはじめますね。
また冒頭にも言いましたが、ダークブラウンくらい暗めの色に染めるなら、最初から白髪染めのダークブラウンを選んだ方が綺麗に染まる印象です。
白髪染めは脱色剤が控えめで、染毛剤が強い
白髪染めは、おしゃれ染めとは逆です。白髪を「黒髪に馴染ませるように」しっかり染めるのが目的のカラーリングのため、脱色剤はさほど必要なく、白髪をしっかり黒髪に寄せるために染毛剤が強いのが特徴です。
脱色剤が控えめなので、明るい色には染められません。あくまで、白髪を周囲の黒髪に近づけるよう染めるのが白髪染めの主目的です。
とはいえ、セルフで染める白髪染めでもダークブラウンくらいには染まりますよ。ただ、個人的にはナチュラルブラウンレベルの明るさは厳しいです。私が男で髪が太く硬いせいもあります。
私がセルフ染めで使っている 利尻ヘアカラートリートメント ですが、ナチュラルブラウンで染めても仕上がりは良くてダークブラウンくらいが限界です。
また逆に、白髪染めは染毛力が強いので、ブラックで染めると漆黒っぽい真っ黒さに染まることが結構あります。若い人なら漆黒系の真っ黒でもオシャレですが、いい年した中年だとカツラみたいで不自然さが出るのでおすすめしません。
結局、セルフの白髪染めならダークブラウンくらいでちょうどいい気がします。
-
実際使ってわかった!白髪染めトリートメントのおすすめランキング決定版
若白髪王子こんにちは。白髪染めをトリートメントタイプに変えてから、髪がすこぶる健康的に若返った私です ...
続きを見る
まとめ
最後にまとめると、市販商品などでセルフ染めするなら、オシャレ染めヘアカラーで染めても白髪は上手く染まらないでしょう。おしゃれ染めはあくまで黒髪用ヘアカラーだからです。
なので、白髪を隠すのが最優先なら白髪染めで染めるのが基本。性質上、明るい色には染められないのでダークブラウンくらいが良いです。
美容室で染める場合は、オシャレ染め/白髪染めという区別がそもそもないですが、美容師さんには「白髪をしっかり染めてください」と申告すること。美容師さんなら7トーンくらいの明るさなら白髪を含めて染められるかもしれません。
以上、参考までに。