シャンプーをノンシリコンシャンプーに変えてから、慢性的な頭皮の炎症が和らいできた感じがする私です。
さて今回は、「今日こそ誰もが気になる”あの問題”に白黒つけようじゃないか」ということで記事に書いてみます。
ずばり、
白髪染めって本当にハゲる原因になるの?
ってこと。誰もが気になることですよね。
ちなみに私は数々の記事で、「(市販などの)粗悪な白髪染めを使っていると、ハゲる・薄毛になる”リスクを高める”」というニュアンスで注意喚起をしています。
これはもちろん、可能性の域を出ず、断定はできないからです。
白髪染めに限らずヘアカラー全般に言えることなのですが、ヘアカラーがハゲの「直接の」原因となり得るかって、専門家の間でも意見が分かれているようなんですよね。
専門家と言ってもプロの美容師さんの見解なのですが。
ネット上の色々な口コミや意見を見ても、「白髪染めはハゲる原因になる」という美容師もいれば、「白髪染めでハゲるなんてエビデンス(証拠や根拠)はない」という美容師もいます。
白髪自体もそうですが、頭髪のことって未だに完全解明されていない部分が多いんですかね。
ネットで調べていてもみんな言ってることがバラバラすぎて埒が明かないので、友人の美容師(現在スタイリスト)に直接聞いてみました。
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「白髪染めはハゲる?」と美容師に聞いてみた結果
結論から言うと、プロの美容師から返ってきた答えはこうでした。
「なんとも言えない」
こんな答えだけだと、私の方こそブログでなんとも言えません。
まぁ本当に心底なんとも言えなそうな顔していたのですが、これではネタにならないのでもう少し掘り下げて聞いてみました。
以下、私と美容師の質疑応答です。
私:
「もしお客さんに『白髪染めはハゲるって聞くんですけど本当ですか?』って聞かれたら、なんて答えるの?」
美容師:
「その場合は『白髪染めやカラーリングが直接ハゲる原因になるとは思えませんが、心配なら市販品のような刺激の強い薬剤は避けた方がいいかもしれません』とだけ言うかな」
私:
「刺激が強い市販の薬剤を使うとハゲるって言える?」
美容師:
「いや、髪や頭皮に、より大きなダメージを与えるのは確実だけど、イコール(=)ハゲますと(断定的に)は言えない。頭皮にダメージを与える以上は、ハゲるリスクは高まるかもしれないけど」
私:
「言いたいことはわかるけどニュアンスが微妙だね」
美容師:
「結局、ハゲるってのは一つの要因でなるものではなくて複数の要因が複合的に作用してなるものなんだよね。遺伝、食生活、ストレスとか色々な要因があって、それぞれ影響力の度合いは違うんだけど、その中でもヘアカラーによるダメージの影響力は微々たるものだと思うよ。そんなことより遺伝やストレスの影響力の方がずっと強い。というか最強はやっぱり遺伝だと思う」
私:
「影響力はゼロではないけど、世間的にイメージされてるほど高くない?」
美容師:
「そうだね。というか正確には『白髪染め = 頭皮にダメージ ≒ ハゲるリスク』であって、頭皮にダメージは与えるけど、そのダメージが100%ハゲを脅かすというとわからない。ハゲとは無関係と言い切る人もいるけど、頭皮にダメージを与える以上は何らかのカタチでハゲに影響する可能性は否定できないと思う」
掘り下げてみると大体このような回答でした。
ちなみに、この見解は専門的知識を持った医者でもなく研究員でもない、ただの若造美容師の発言なのでそのことをお忘れなく。
ただ、美容師としては「白髪染めはハゲの原因になる」と断定的な言い方は絶対にしないとのことでした(お店のマニュアルなどではなく、あくまでこの人個人の方針だそう)。
「頭皮にダメージを与える」という事実がハゲに結びつくかどうか
結局、問題はココなんですよね。
薬害による頭皮へのダメージがハゲ・薄毛に繋がるかどうか?
ここで「繋がらない」という人もいれば、「繋がる可能性は否定できない」という人もいるわけです。そして私は「繋がる可能性は否定できない」派なので、ハゲのリスクが高まると堂々と言っています。
白髪染めのような強力な薬剤が頭皮に沁みて、毛根の細胞を傷つけるようなことがあれば毛が生えてこなくなる可能性は十分に考えられますからね。しかも1つの毛穴からは3本程度の毛が生えていますから、毛穴1つが死ぬと毛3本が死ぬということに他なりません。
私としては、分からないのであれば「ハゲには繋がらない」と信じきるよりも、「繋がる可能性もある」と覚悟して気を配った方が結果的に微細ながらもハゲのリスクを抑えられると思います。
薬剤を使うのですから、頭皮へのダメージは少ないに越したことはありません。市販の安い白髪染めは安価で強力な薬剤が使われているので極力控えた方がいいです。
今後継続的に白髪染めをしていくなら、天然無添加で頭皮に優しいカラートリートメントを使用することを全力で推奨します。
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ハゲの要因になるかどうかは、あくまで「頭皮のダメージ」の話であり、毛髪部分のダメージは関係ないそうです。なので白髪染めの際は、なるべく地肌に薬品をつけないように塗ることが大切ですね。
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ハゲた最大の原因は白髪染めではなく、ただの加齢では?
最後は余談ですが、白髪染めがハゲるイメージが強いのって、単純な年齢層の問題でもある気がするんですよね。
白髪染めを始める人って、平均的には白髪が出始める40歳前後の人が多いじゃないですか。そのくらいの年齢になると、白髪染めとか関係なくハゲ始めても普通なんですよ。
たまたま抜け毛が出始める(ハゲ始める)時期と、白髪染めを始める時期が被ってくると、「白髪染めを始めてから抜け毛が増えた!!」と感じてしまう……という理屈です。
世間には「白髪になるタイプの人はハゲない」といった白髪派とハゲ派の話を信じている人も多いですが、実際は全くそんなことはありません。白髪が増える人も問題なくハゲることはあります。
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なので、そういった人が白髪染めを始めた時期に同時にハゲ始めると、
「白髪派の俺(私)がハゲるわけがない。だからこの抜け毛は白髪染めのせいだ!」
となり、白髪染め=ハゲるのイメージが世間に強く根付いた一因になっているのではないかと感じる今日この頃です。
まとめ
白髪染めとハゲの関係性について色々述べましたが、結局言ってしまえば「分からない」ということなんですよ。100%断定はできない、だって科学的に100%解明されてることじゃないから。
これを受けて私は、分からないなら用心しておくに越したことはないと思うわけです。
だから私は粗悪な白髪染めはハゲのリスクを高めるよ!と警告するし、市販の安い白髪染めは使うべきじゃないよと言い続けます。
だって、頭皮にダメージを与えるのは確実だから。
それが100%ハゲに繋がるとは言えないけど、ダメージを与えないに越したことないよね?
だから私は、これからも白髪染めはトリートメントタイプで凌いでいきますよ。(金持ちになったら定期的に美容院にも行ってみる)。
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