白髪染めの選び方

白髪染め種類と特徴、選び方|カラートリートメントがおすすめな理由。

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今ある白髪をなんとかしたい場合、基本的には白髪染めをするしかありません。ある程度の量があると1本1本カットするわけにもいかないし、サプリメントも予防にはなれど白髪を治すことはできないからです。

白髪染めというと美容院に行くか自分で染めるかですが、白髪染めは定期的なケアが必要なので美容院に毎回行くのは金銭的に厳しい……。

そんな人は自宅でのセルフ白髪染めに頼ることになりますが、ここで安易にドラッグストアで目についた白髪染め商品を手に取ると痛い目にあいかねません。

そもそも白髪染めには、いくつかの種類があります。

  1. ヘアカラー
  2. ヘアカラートリートメント
  3. ヘアマニキュア
  4. ヘナ
  5. カラーシャンプー
若白髪王子
これらの種類の違い、きちんと分かった上で選んでいますか?

この中でも私が実際に使っていて最も勧めたいのはヘアカラートリートメントです。なぜならトリートメントタイプであれば、髪や頭皮をケアしながら白髪染めできるからです。

下記では、これら5種類の白髪染め方法を一つ一つ解説しながら、メリットデメリットまで分かりやすく並べていきます。全て理解したあとなら、トリートメントタイプが一番良いことも分かると思います。

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今まで何も知らずに白髪染めをしていた人は、一度手を止めた方がいいかもしれません。

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トリートメントをおすすめする理由|白髪染めで何を重視しますか?

まず重要なことは、白髪染め商品を選ぶにあたり何を重視するか? です。ここで長期的なことを考えず、目先の利益だけをみて選ぼうとすると近い将来に大きな後悔をしかねません。

  • 価格(安さ)
  • 染まり具合
  • 色のバリエーション
  • 髪や頭皮へのダメージ
  • 商品の知名度

などなど項目は色々ありますよね。

私は26歳を超えたころから白髪に悩み始め、もう1年以上色々な白髪染め商品を使ってきました。そんな私が今だからこそはっきり言える「白髪染め選びの最重要ポイント」は、

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髪や頭皮へのダメージです。

私は始めて白髪染めしようと思ったとき安易にドラッグストアに並んでいた安物を手にとってしまいましたが、2回ほど使っただけで髪が信じられないほどキシキシのパサパサに傷んでいきました。

白髪染めはおしゃれ染めとは違い、今後も白髪が生え変わるたびに定期的に繰り返さなければなりません。

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(たった2回でこのダメージじゃ……今後使い続けられるわけがない)

毛髪が死ぬだけであれば、最悪その髪を切れば済みます。
しかし、頭皮や毛根へのダメージは全く別ものです。

頭皮や毛根が死んでしまうと、白髪どころじゃない最悪の事態を招く可能性すらあります。

これまで粗悪品から高級品まで色んな白髪染めを使ってきた私から一言いうならば、

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身体に使用する商品は、リスクを最優先に考えて選ぶこと。

それを踏まえた上で、5種類の白髪染め方法の特徴を紹介していきます。

ヘアカラー(2剤式)

「ヘアカラー」は髪を染めるときの最もスタンダードな方法です。美容院で髪を染める時は基本はヘアカラーですし、市販のドラッグストアなどに売っているカラー商品も(おしゃれ染め、白髪染め共に)基本はこのタイプです。

ヘアカラーの特徴は、「アルカリ剤」と「過酸化水素水」の2種類の薬剤を混ぜ合わせて使うことにあります。それぞれ「1剤」「2剤」と称され、混ぜて使うことから「2剤式」と呼ばれます。

カラーリングの仕組みを簡単に言うと、髪表面をコーティングしているキューティクルを開き、髪内部に薬剤を流し込んでメラニン色素を分解(脱色)しながら、2剤の化学反応によって髪内部から色を発色させます。

この「髪の内部から」がポイントで、中から発色させることにより毛髪を永久に染めることが可能になります。そのため一般的なヘアカラーでは経年変化による色落ちはあれど、髪の内部から色が変化しているため染めた部分が黒髪に戻ることはありません。

こう書くと、白髪を染めるならヘアカラー一択と思いがちですが、決してそんなことはありません。ヘアカラーは、髪や毛根・頭皮へのダメージが大きいという致命的なデメリットを抱えています。

アルカリ剤が髪表面のキューティクルをこじ開けるため髪が傷みやすく、薬剤に含まれるジアミンという成分がアレルギー反応(かぶれ)などを起こしやすいので、人によっては致命的に肌・皮膚にダメージを負います。

若白髪王子
パッチテストが必要なのはこのためですね。

ヘアカラーは、今回紹介する5つのカラーリング方法の中でも、最も髪や毛根・頭皮にダメージを与える手法だと言えます。

ヘアカラーの特徴まとめ

【メリット】……永久に染まる(色落ちしない)。明るい色にも染められる(※)。

【デメリット】……髪、毛根、頭皮へのダメージが大きい。アレルギーによる炎症やかぶれも起きやすい。

※白髪染めの場合は基本的に明るい色には染められません。詳しくは下記記事参照。

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ちなみに、美容師が行うヘアカラーと、市販商品を用いたセルフヘアカラーは全くもって別物だと考えてください。

美容師が行うヘアカラーはプロが徹底的にダメージケアし、お客さん一人ひとりの髪質や傷み具合などに合わせて薬剤を調合してくれるのでカラーリングによるダメージは極力抑えてくれます。

しかし、市販のヘアカラーは”誰が使ってもそれなりに染まる”よう強力な薬剤が使用されており、ダメージ具合は美容室の比ではありません。市販の白髪染めがNGなのはこのためです。

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ヘアカラートリートメント(カラーリンス)

比較的近年になって生まれ、それまでの「白髪染めは髪を傷める」という常識を覆すように登場したのがヘアカラートリートメント。「髪をトリートメント(補修)しながら白髪染めできる」ということで一気に爆発的人気となり、現在ではセルフ白髪染めの主流ともなっています。

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こちらが本命。私が最も勧めたい白髪染め手法です。実際に私もいまは全てトリートメントで白髪染めしています、

カラーリングの仕組みとして、ヘアカラートリートメントは基本的に髪表面に色をつけます。髪のやや内部までは浸透していきますが、基本は外側だけに着色させる手法です。

ヘアカラーのようにアルカリ剤を使わないので髪を傷めることもなく、天然の補修成分でつくられているのでダメージケアしながらの白髪染めが可能です。ジアミン成分も除去されているのでアレルギーなどの心配も少ないです(※もちろん100%ではありません)。

ただ「髪や頭皮に優しい」という最大のメリットがある反面、髪表面のみに色を付けるので時間の経過と共に色落ちしてくることと、脱色をしないため明るい色には染められないというデメリットがあります。

若白髪王子
「染まりやすさ」と「ダメージ」はトレードオフの関係なので、どちらかを優先すればどちらかを妥協することになるのは仕方ない点ですね。

ヘアカラートリートメントは数回に分けて徐々に染めていくタイプであり、最初に4日ほど連続で使用してある程度色が入れ、そこからは1週間に1、2回ほど使用して色をキープするイメージです。

少しずつ染めていくので、周囲の人に白髪染めがバレにくいというメリットもあります。

ヘアカラートリートメントの特徴まとめ

【メリット】……髪や頭皮に優しい天然成分のみ配合。繰り返し利用しても安心。少しずつ染めていくので白髪染めがバレにくい。

【デメリット】……時間の経過と共に色落ちする。明るい色には染められない。

私はトリートメントだけで十分染められていますが、美容院で染めているプロ意識の高い人は次回までの繋ぎにトリートメントで色をキープする人も多いみたいですね。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは名前の通り、髪の表面にのみ色を塗るペンキタイプです。足の爪などに塗るマニキュアをイメージすれば同じです。

ヘアカラートリートメントと同じく髪へのダメージは少ないですが、一時的に色を塗っているだけなので洗えばすぐに色落ちしてしまいます。その代わり1度で染められるので緊急の時に助かります。

若白髪王子
良くも悪くも一時しのぎのカラーリングですね。黒髪スプレーみたいな感じです。

ヘアマニキュアの特徴まとめ

【メリット】……1度ですぐに染められる。髪や頭皮への負担はない。

【デメリット】……洗えば落ちる。その場しのぎにしか使えない。

※「白髪かくし」や「白髪ぼかし」と呼ばれたりしますね。

関連急な葬儀で白髪を隠すなら!冠婚葬祭時には白髪かくしで急いで治せばOK

関連白髪染めと白髪ぼかしの違いとは?メリットデメリットをわかりやすく解説

 

ヘナ

今ではトリートメントに人気を奪われましたが、それまで「髪を傷めずに染める」という手法で注目されていたのがヘナです。ヘナカラーとも言いますね。

ヘナカラーは、科学染料を一切使わず、植物由来の天然染料を”自分で調合して”染めるカラーリングです。

「ヘナ」とはミソハギ科の常緑樹で、その葉を乾燥させて粉末状にしたものは古くから使われている天然染料です。このヘナを使って”染料を自分で作る(調合する)”という点から始めるのがヘナカラーの特徴です。

基本的な手順は下記の通り。

  1. ヘナの粉にお湯を混ぜて調合しペースト状にする
  2. 頭にぬる
  3. 1時間おく
  4. 洗い流す

以下は参考動画です。イメージが湧かない人は見てみて下さい。

ヘナは科学染料を一切使わずに天然物から薬剤を作るため、最も髪や頭皮に負担を与えないカラーリングとされています。

ただその代わり、見ての通りめちゃくちゃ面倒くさいという大きなデメリットがあります。自分で薬剤を調理しなきゃいけない時点で私はパスしてしまいました。。

また、自分で薬剤から作るので綺麗な色に染めにくいという話も聞きます。赤褐色系の色合いが強く出てしまうようですね。ここも難点です。

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「髪や頭皮を傷めない」というメリットも今はもうヘアカラートリートメントの代名詞になってしまったので、未だにヘナで染めている人はもうほとんど聞きませんね……。

ヘナの特徴まとめ

【メリット】……髪や頭皮への負担が最も少ない。

【デメリット】……薬剤から作る必要があるので面倒くさい。綺麗な色に染めにくい。

カラーシャンプー

私も白髪に悩むまで全く知らなかったですが、今の時代はシャンプーだけで染めるカラーシャンプーという商品も登場しています(※白髪染め用)。

トリートメントと同じで使用毎に髪表面に少しずつ色を着色させていくカラーリングですが、毎日シャンプーしていれば自然と色をキープできます。

私も実際に使っていますが、シャンプーで染められるというお手軽さは大きなメリットですが、染毛力はトリートメントより弱く、明るめの色にするのはほとんど無理なように感じます。

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”シャンプーするだけ”なのでめっちゃくちゃ簡単にラクに染められる代わりに、染める力は一番弱いです

配合成分としては無添加・ノンシリコンが基本なので髪や頭皮には優しいです。なので私はトリートメントとカラーシャンプーをセットで使うことが多いですね。

カラーシャンプーの特徴まとめ

【メリット】……シャンプーするだけでOKなので超手軽。

【デメリット】……染める力は一番弱い。明るい色はほぼ不可能。

⇒白髪染めっていつから使うべき?まばらならカラーシャンプーから試すのがおすすめ

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白髪染めの種類のカンタン比較表で最終チェック

若白髪王子
最後に、それぞれの評価ポイントを表でまとめてみました。

※スマホは横スクロール可能です。

染まり具合 ダメージ 色持ち 手軽さ
ヘアカラー ×
トリートメント
ヘアマニキュア
ヘナ × ×
カラーシャンプー ×
×

繰り返しますが、私がセルフ白髪染めに推奨するのは「ヘアカラートリートメント」です。

これは表でわかる通り、トリートメントが最も全てのバランスが良いからでありますが、それ以前に消去法ですね。

  • × ヘアカラー(市販品)
    ⇨ 髪や頭皮へのダメージ・負担が大きすぎる
  • × ヘナ
    ⇨ 染める作業が面倒すぎる
  • × ヘアマニキュア
    ⇨ 洗えば落ちる一時しのぎなので論外

多くの人はドラッグストアやスーパーで売られている2剤式のヘアカラー商品を使ってしまいますが、これは髪や頭皮への負担が半端じゃありません。

髪が傷むだけならまだ毛先をカットしてしまえばいいですが、毛根や頭皮への負担やダメージはのちに取り返しがつきません。

今後の人生で長く白髪染めをしていくなら、毛根や頭皮へのダメージは極力抑えることが最優先です。

そのような理由から、自分で白髪染めをするならトリートメントかカラーシャンプー、あるいはどちらも併用して、ダメージを与えないように染めるのが鉄則です。

私が愛用している白髪染めトリートメントとカラーシャンプー

最後に、参考になればと私が1番愛用しているヘアカラートリートメントとカラーシャンプーを紹介して終わります。

これまで色々な白髪染め商品を使ってきましたが、現時点でのお気に入りです。

左がトリートメント、右がシャンプー。
どちらも白髪染めの定番ブランドである利尻シリーズからの厳選です。

基本的にはトリートメントでしっかり染め、週2回か3回程度カラーシャンプーを使って色持ちをキープしています。

ダメージケアまでしてくれるので髪の傷みはもちろん、頭皮のかぶれなども一切でたことはありません。敏感肌の人でも安心して使えるのではないでしょうか。

若白髪王子
あと個人的には、無臭である点がお気に入りです。安い市販の白髪染めにありがちなツーンとした刺激臭がないので快適です。
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まとめ

一言に「白髪染め」といっても、これだけの種類があります。それぞれに明確なメリットとデメリットがあり、間違った使い方をしていると後悔する結果になりかねません。

とくに、市販の白髪染めを頻繁に繰り返して、すでに髪がパサパサのキシキシになっている人は多いと思います。

傷んだ髪は切ればいいですが、傷んだ頭皮や毛根は一生モノです。

美容院でプロにやってもらう場合は別として、家で自分で白髪染めするなら頭皮や毛根への負担を最優先に考えて、ヘアカラートリートメントを使うことを推奨します。







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