白髪染めの選び方

白髪染めと黒染め(黒髪戻し)の違いは?どっちが白髪が綺麗に染まるか

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ドラッグストアなんかに行くと、「白髪染め用」と書かれたヘアカラー商品と、「黒髪戻し」などいわゆる黒染め用ヘアカラーが並んでいます。黒髪戻しの方は一般的にはおしゃれ染め(ファッションカラー)の方に属しますね。

この白髪染めと黒染め(黒髪戻し)、同じ黒髪に染めるという目的なのに何が違うんだろう? と思ったことはありませんか?

私も最初知らなかったのですが、実はこの2つ全然違います。

結論から言うと、白髪を隠す目的で染めるならちゃんと「白髪染め用」と書かれた白髪染め商品を使うことです。

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「白髪染め」と「黒染め(黒髪戻し)」の違いはなに?

photo credit: a pretty via photopin (license)

白髪を隠して綺麗な黒髪にしたい……と思った時、白髪染めをすべきなのか、黒髪戻しを使えばいいのか分かりづらいですが、ここは白髪染めを使うのが正解です。

まず基本的に、白髪染めと黒髪戻しとは以下のような違いがあります。

カラー目的の違い

  • 白髪染め:白髪を染める(周りの髪色と近づける)ためのカラー
  • 黒髪戻し:染めている髪を黒色に戻すカラー

このように、施術目的としては全然違うメニューになります。

そして、黒髪戻しで白髪染めをすべきでない理由は、黒染め(黒髪戻し)では白髪を綺麗に染めることが難しいからです。

より具体的な話になると、白髪染めと黒染めの違いは、脱色(ブリーチ)の力にあります。

一般的な白髪染めは脱色剤を含んでいてブリーチ力が強く、白髪も白髪じゃない髪も両方を染めることができます。一方で黒染め(黒髪戻し)はターンカラーと呼ばれ、脱色はせずに”今ある色の上から新しい色を上塗り”することで強引に黒髪にします。上から黒い絵の具で塗りつぶすのと同じです。

ただし黒染め(黒髪戻し)の場合、ブリーチ力がないので、色が入りにくい性質のある白髪を綺麗に染めることが難しいです。白髪だけ、周りの髪と同じような黒色にならずイマイチな仕上がりになりやすいのが特徴ですね。

また、ブリーチ(脱色)せずに上から黒で塗りつぶすだけなので、チープな黒染めだと色落ちがめちゃ早いです。1ヶ月もしない間に黒く上塗りした部分が色落ちして、赤みがかかってきます(下の色が出てくる)。市販の黒染めとか安物を使うとすぐに赤っぽさが出てきて微妙な感じになりやすいので注意です。

一方の白髪染めヘアカラーは脱色剤(ブリーチ)を使うので、白髪も白髪じゃない髪も近い色に染めることができます。白髪の量にもよりますが、白髪を隠す目的なら「白髪染め用」のカラーをした方がいいです。

白髪染めで染める場合の注意点

明るい色に染めるのは難しい

白髪染めは、明るい色に染めることが非常に難しいです。明るい色(白髪)と暗い色(他部分の髪)を近い色に合わせようとすると、どうしても暗い方に合わせるしかないからです。

無理に明るい色にしようとすると、白髪部分がうまく染まらずに浮きます。銅線のようにキラキラ光って余計に目立ったりします。なので、白髪染めはブラック〜ダークブラウンあたりの暗めの色に合わせるのが一番綺麗な仕上がりになります

美容院でプロにお願いする場合、美容師の腕によっては7トーンくらいまでの明るさなら白髪染めで対応できるようです。

https://item.rakuten.co.jp/auc-athomecare/sdia2-2/

私も最近7トーンでお願いしましたが、最初の1ヶ月くらいは綺麗に染まってくれます。ただ、やはり明るい色ほど色落ちした時に銅線っぽい褐色にキラキラしはじめるので、目立ち始めるのは早い印象です。

白髪染めなら5〜7トーンくらいで染めるのが良いそうです。

 

ブリーチを用いるので髪や頭皮へのダメージが大きい

美容院のカラーであったり、市販のヘアカラー商品というのは一般的に「脱色(ブリーチ)」を用いて髪を染めます。脱色することで新しい色を入れやすいのがメリットですが、その一方で脱色は”アルカリ剤”を使うため髪や頭皮に大きなダメージを与えることになります。

まだ美容院でのヘアカラーなら美容師が最大限にダメージを抑えるよう施術してくれますが、ドラッグストアやスーパーで売っている安い白髪染めをセルフで使うと、一瞬で髪も頭皮も死ぬので注意しないと後悔します(「二剤式」と呼ばれるもので、1剤と2剤を混ぜて使う商品)。

しかも、市販の安物は髪や頭皮にダメージを与えるうえに色落ちも早いので、「安い」以外は全てデメリットだと思ってOKです。

髪や頭皮へのダメージを抑えるには、脱色を用いない「ヘアカラートリートメント」で染めるのが最適です。文字通り、天然成分の染料を含んだトリートメントであり、髪をダメージケアしながら白髪染めができます。

ただし、脱色して染毛するヘアカラーとは違い、ヘアカラートリートメントは髪の表面に着色させるカラーリング手法です。繰り返し利用するごとに少しずつ色を付けていきますが、少しずつ色落ちしていくので定期的に使う必要があります。

ヘアカラーほどがっつり「染まった感」はなく、白髪をボカす程度に染めるイメージです。それでも髪や頭皮へのダメージがないメリットが大きすぎるので、私はセルフ染めでは白髪染めトリートメントを使っています。

もちろん、カラートリートメントの中でも商品によってピンキリあります。私も10種類以上使いましたが、染まりやすい商品と染まりにくい商品がありました。この辺りは各々の髪質によるところが大きいので、自分の髪質に合った商品を選ぶといいです。

ちなみに、私が一番良かったのは「 利尻ヘアカラートリートメント 」ですね。白髪染めトリートメントでは売り上げ本数日本一のブランドです。

白髪染めでありつつ「トリートメント」なので、カラーで傷んだ髪を補修しながら髪表面に色を足して色もちをキープしてくれます。美容院に行く回数も減らせて節約にもなるので、色キープ用のヘアカラートリートメントは必須です。

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アレルギー成分「ジアミン」による頭皮の痛み・かゆみ・かぶれ

白髪染めに限らず、アルカリ剤を用いる「ヘアカラー」の多くには、ジアミンという成分が使用されています。ジアミンは強い染毛力を持つため、とくに市販の商品のほとんどに使われているいるのですが、人によっては肌の痛みやかゆみ・かぶれなどを引き起こすアレルギー成分でもあります。

症状は人によって軽い重いあります。私も若干肌が弱く、市販の1000円以下の白髪染めを使うと頭皮に赤くポツポツと発疹がでやすいので使わないようにしています。

ヘアカラーのアレルギーは、ヒドい人だと首回りまで赤く腫れ上がったり、最悪の場合は命の危険になる人もいます。ヘアカラーで肌に異常が出た場合は絶対に使用をやめましょう。

肌が弱い人の対策としても、やはりヘアカラートリートメントが有効です。カラートリートメントは天然成分で配合されているので、ジアミン含め人口成分の一切が無使用です。

ヘアカラーで染めるなら必ず美容院に行き、自宅でセルフ染めする際は必ずヘアカラートリートメント( 利尻ヘアカラートリートメント )を使うようにしています。

そのほか、カラートリートメントについては人気商品まとめ記事も書いているので、参考にしてみてください。

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美容院で白髪染めするときはどうすれば?

最後に、美容院で染める場合について。

美容院のメニューでは「白髪染め」も「黒染め・黒髪戻し」なんて表記もないケースが多いです。ですが、これら全て施術内容的には「カラー」にあたるので、カラーのメニューでオーダーしてOKです。

ただし、先にも説明したように、「白髪を染めるのか」「白髪以外の髪を黒に戻すのか」によって、薬剤の配合が変わってきます。なので、その点は最初に美容師さんに伝えておく必要があります。

「白髪が多いので、白髪が染まるようにお願いします」と頼んでおけば、あとは美容師さんが白髪染めになるようオーダーメイドで薬剤を作ってカラーリングしてくれます。

これを伝えておかないと、下手な美容師さんだと普通の黒髪戻しだと勘違いしてカラーリングし、結果的に白髪部分が妙に浮いてしまうことになりかねないので注意しましょう。

 

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