白髪とは、普通は何歳ごろから表れはじめるのでしょうか?
おおよその平均値を知っていれば、いざ自分にも白髪を発見したとき、それがごく一般的な”加齢”によるモノなのか、はたまた”ちょっと普通じゃない事情”を疑った方がいいのか、分かりますよね。
というわけで、白髪が増え始める平均的な年齢についてちょっと調べてみました。
いま白髪に悩んでいるあなたは、残念ながら若白髪かもしれないし、または一般的な白髪開始年齢に差し掛かっただけかもしれません。
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白髪が生え始める平均年齢(男性・女性)
白髪が気になり始める平均年齢
「ホットペッパービューティ」を運営するリクルートライフスタイルが行なった白髪に関するアンケート調査からデータを引用してみます。
(20歳〜69歳の男女を対象)
こちらのデータによると、男女別で「白髪が気になりだした年齢」は、
- 男性:平均37.1歳
- 女性:平均41.7歳
となっています。
白髪や脱毛など、頭髪事情に関しては女性より男性の方が早く進行します。これは男性ホルモンの関係だと言われているようですが、完全には分かっていないそうです。
35歳なんてまだバリバリの働き盛りで、男性なら一番ピシッとしたビジネスマンのイメージがありますが、以外とこの時期にはもう白髪が生えていておかしくないのです。
そして「白髪染めを始めた年齢」を見てみると、
- 男性:平均39.8歳
- 女性:平均42.6歳
となっています。
男性女性ともに、アラフォーになればみんな白髪染めをしていておかしくない……ということですね。
⇒40代女性の髪の悩みは白髪が最多!髪質が老化する原因と対策とは
白髪染めをしている人の割合
実際に「白髪染めしている人の割合」を見ても、女性は7割以上と非常に高いですね。やはり身だしなみを整えたい姿勢は女性がしっかりしています。
逆に男性は3割以下とちょっと低すぎですね。下記記事でも書きましたが、白髪のある男性の6割は「白髪染めする必要ない」と思っており、自己評価が甘すぎる傾向にあります。男性の方は、女性を見習ってもう少し白髪ケアをきちんとしましょう。
⇒白髪は不潔に見える?老けて見える?男性女性の白髪の印象を調べた結果
みんな隠しているだけで、裏で白髪染めしている?
とくに女性は40歳を境に白髪染めを始める人が多く、実際に7割以上の人が白髪染めをしているという結果です。さらに、50歳になるころには髪の半分は白髪になるというデータもあるので驚きです。
みんな、それだけ白髪に対して”努力”しているということです。
必至に努力して若く見せているのです。
※ただ、男性はもう少し身なりに気を使って白髪染めしましょう。周囲の女性からはかなりマイナス印象ですよ。メンズ商品は下記記事を参考にしてください。
20代〜30歳だと若白髪の疑いアリ
通常の”老化”による白髪の出現は、男女とも35歳を過ぎた辺りから現れ始めるということは分かりました。
では、35歳以下で白髪が生えてしまうと総じて「若白髪」なのでしょうか? 当然ながら老化にも個人差があるのでそんなわけはありません。
「若白髪」に明確な定義はありませんが、大体どこのサイトや資料にも、「30歳以前の段階で目立ち始める白髪」のことを若白髪と呼んでいます。
つまり、10代や20代で”たまたまじゃすまない量”の白髪に悩んでいる人は、若白髪だと言えそうです。
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若白髪の原因は遺伝とストレスや生活習慣
老化以外で白髪になる原因は、「遺伝」と「生活習慣の悪さ(ストレス含む)」がメインです。なかでも遺伝の影響力が圧倒的に強いのが現実です。
遺伝 >>> ストレスや栄養不足 > タバコ > 毛根への外的ダメージ
といった感じのパワーバランスでしょうか。
毛根への外的ダメージは、肌に合わないヘアケア製品によるダメージや、髪を抜きまくったりしたときのダメージなど。
10代の若白髪はほぼ遺伝
10代という若さで悩むほどの量の白髪が現れた場合は、もう残念ながら遺伝としか言いようがありません。遺伝の力ばかりは、人の手ではどうこうできないので受け入れるしかありません。
そんな人が打つべき対策は、”ストレスや生活習慣によって白髪化に拍車をかけないこと”です。遺伝の分は仕方が無いとしても、その他の要因で白髪を増やさないと誓いましょう。
10代の場合は、人間関係や外食による栄養不足などは20代ほど心配要りませんが、夜更かしや睡眠不足も白髪の立派な要員になりますので注意が必要です。
20代の若白髪はストレスや生活習慣の悪化が引き金に
20代の若白髪は、社会人になりたての20代半ば〜後半にかけて悩まされる人が非常に多いです。やはり、環境の変化における心身のストレスが激増するためだと思われます。
- 慣れない仕事のプレッシャー
- 職場の人間関係によるストレス
- 外食ばかりで栄養不足
- 仕事ばかりで運動不足
- 酒やタバコの不摂生
髪に有害となる要因は挙げればキリがありません。
ストレス
ストレスやタバコは血管を萎縮させ、血行不良を招きます。そうなると髪に黒くする着色料である「メラニン色素」が毛髪に運ばれなくなり、髪に色がつかないまま(白髪状態)で生えてきてしまいます。
さらに体内の活性酸素を増加させ、細胞を”老けやすく”してしまいます。ストレスは白髪に限らず身体のあらゆる機能を衰えさせるので、溜め込むのは禁物です。
参考記事20代で急に増えた白髪はストレス(精神的ショック)が原因?
タバコ・喫煙
血管が萎縮するという点で、タバコの喫煙も白髪の原因となります。アメリカの研究では、喫煙者は非喫煙者に比べて実に4倍も若白髪になりやすいというデータがでています。
白人は最も白髪になりやすい人種なのでそのままの数値が日本人に当てはまるかは不明ですが、喫煙が白髪を招く原因であることは間違いないでしょう。白髪を増やしたくないなら禁煙すべきでしょう。
運動不足や食習慣
また、運動不足や栄養不足もメラニンの生成に影響します。社会人になって外食ばかりになったり、運動をしなくなった人は多いのではないでしょうか?
ウォーキングやランニングなど軽めの運動でも意識的に取り入れれば血行改善にもつながりますし、食事もバランス良い栄養を摂るよう心がけましょう。黒髪の健康には亜鉛や銅ミネラルが必須なので、これらが欠乏しないようメニューを考えるといいですよ。
参考記事白髪の予防対策に効く食べ物は?まずは食事の改善から!
白髪が生えてきてしまったらどうすればいいの?
おそらくこの記事を読んでいる人は、もう白髪が生えてきてしまった人だと思います。一度白髪になってしまった毛根からは基本的にもう白髪しか生えてこないので、はっきり言ってしまうとすでに生えてしまった白髪は白髪染めで対処するしかありません。
私も26歳ごろより白髪が増え始めてから、食事や健康に気を使いつつ8000円もする高品質サプリメントも飲んでいますが、これらはあくまで「予防」であって、やはり今ある白髪がなくなることはありません。
なので結局は白髪染めするしかないのですが、今はトリートメントやシャンプーで染められる白髪染めが主流になってきているので、髪にダメージを与えずに染めることができます。
美容院で白髪染めするのが恥ずかしい人は、自宅でひっそりとセルフ白髪染めしましょう。
まとめ
ごく稀にですが、ストレスや栄養不足などの有害要因を排除することによって、メラニン生成が復活する例も確かにあります。白髪は完全に解明されていないので、「絶対に100%戻らない」とは断定できないのです。
白髪をこれ以上拡大させないこと、そして黒髪復活という些細な希望をかけて、ストレス排除や生活習慣の改善といった白髪対策を取ることは大きな意味があります。
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