白髪・若白髪の原因は多岐に渡りますが、「食生活の偏り」もその1つです。栄養不足というやつですね。
ストレスはそう易々と解消できるものではありませんが、食生活は本人の気持ちひとつで今日から改善できますよね。
ここでは、白髪予防に効果的とされる食品をいくつか挙げてみますので参考にして下さい。
若白髪に悩むみなさん。今日からできる白髪対策を、愚直に実行していきましょう。
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白髪の予防対策におすすめの代表的な食べ物
黒ごま
古くは中国より、白髪に最も効く食品として知られているのが「ゴマ」です。とくに「黒ごま」は髪と肌に優れた効能があり、白髪予防食品の代表格と言えます。
黒ごまには、白髪予防だけでなく、広く美容に効くとされている栄養が沢山詰まっています。
ビタミンEやビタミンB1、ビタミンB2、たんぱく質、銅、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維、マンガン 、セサミンなどなど……。
白髪の原因の1つは、髪を黒くぬるインクとなる「メラニン色素」が不足することにありますが、黒ごまの豊富な栄養素はメラニン色素の生成を手助けしてくれます。
白髪の原因については「まだ若いのになぜ……若白髪の原因は遺伝なのストレスなの?」を参照
さらに、黒ごまにはメラニン生成だけではなく、白髪のもう1つの原因である「活性酸素」を除去してくれる働きもあります。
ゴマだけに含有されているゴマリグナンには、セサミンなど6種類の強力な抗酸化物質が含まれており、それらがメラノサイトや毛母細胞を酸化させようとする活性酸素を除去してくれるので、白髪の改善に効果があると言われています。
活性酸素については「若白髪とストレスの関係性。生えやすい場所は耳の後ろから」を参照
ただ、黒ごまには難点が2点。
- 摂取しづらい(ペースト状かサプリか)
- カロリーが高い
まず、黒ごまってそのまま食べるのはちょっと……ですよね。大抵の場合は、ペースト状のものをトーストに塗って摂取するか、またはサプリメントで摂取するのが一般的です。
ペーストが第一候補という所ですが、普段パンを食べる習慣がない人も多いので、継続的に摂取を続けるのがなかなか難しかったりします。
また、黒ごまは意外とカロリーが高めなので、摂り過ぎは注意です。一日の摂取量は大さじ一杯分程度で問題ないでしょう。
ダイエットなどを並行している人にとっては、ちょっと悩みどころですね。
アーモンド(ナッツ類)
アーモンドを筆頭にしたナッツ類も白髪対策に有効な食品とされています。
アーモンドやナッツ類に期待される栄養素は、「銅ミネラル」です。
銅ミネラルは、血液中の赤血球を作るのを助ける役割を持った栄養素です。銅が不足すると貧血の原因になったりします。
この銅ミネラルは体の中の数多くの酵素となって、上述した白髪の原因となる活性酸素を除去する働きをしてくれます。
銅ミネラルが多く含まれる食品としては,
- アーモンド
- カシューナッツ
- カボチャの種
- クルミ
- ピスタチオ
- ひまわりの種
などが挙げられます。どれもコンビニやスーパーなどでつまみのおやつとして売られているので、摂取のしやすい食品だと言えます。
とくにミックスナッツは腹持ちがよく、ダイエット用の間食おやつとしても人気が高いです。
ナッツは重量の50〜60%が脂質でできており、一見すると油分が多過ぎてダイエットには向かないと思われがちです。
しかし実は、ナッツに含まれる油分の多くは「不飽和脂肪酸」と言って、体脂肪がつきにくくなる効果を持つなど、良質な油なのです。
かといって、食べ過ぎはもちろん禁物。ナッツを摂取する際は、ちょっと小腹が空いた時に手のひらに収まる数だけを摂取するようにしましょう。
前述したようにナッツは腹持ちが良いので、その後の食事を抑えることでダイエット効果も期待できます。
⇒白髪予防に効果期待!アーモンドとミックスナッツは素焼きがおすすめ。
牡蠣(カキ)
牡蠣は、白髪予防に効果的とされるミネラル「亜鉛」を多く含んだ食品です。
亜鉛は、食事で摂ったタンパク質を「髪の毛」に変えてくれる大事な栄養素であり、薄毛にも効果があると言われています。
ただ、亜鉛は「髪の成長」には効果があるものの、「髪の色(つまり黒髪化)」への直接的な影響は証明されていません。
しかし、亜鉛を取り入れた多くの人が「白髪にも効果がある」と評価しているため、一般的に亜鉛の摂取は白髪の改善に繋がると言われています。
【栄養素】カルシウム
カルシウムには、色素をつくるメラニン色素の活動を活発化させる働きがあります。
- 大豆
- 海藻類
- 小魚
- 大根
- 乳製品
- などなど。
【栄養素】銅
前述のアーモンドで摂取できる「銅」ですね。他に取れる食材は、
- イカ
- レバー
- 干しエビ
- などなど。
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白髪に限らず、髪の健康に良いとされる栄養素・食材
たんぱく質
髪の主成分はたんぱく質(ケラチン)です。髪の健康を保つ上では欠かせません。
- 卵
- 大豆類
- 肉類
- 魚介類
- 乳製品
ビタミンE
ビタミンEは血行促進の効果が期待できます。
血行が良くなれば髪の細胞まで豊富な栄養が届くので、細胞の活動を活発化させることができます。
- 穀類
- ナッツ類
- 緑黄色野菜
- 魚介類
- 肉類(赤身)
亜鉛
牡蠣で摂取できるのが「亜鉛」です。たんぱく質の摂取に関連してくる大切な栄養素です。
- 牡蠣
- 海藻類
- ナッツ類
- レバー
- ごま
- 大豆
白髪の原因となる控えるべき食べ物
高糖度の食品(甘いもの)
糖度の高い甘いものや炭水化物は、体内の成長ホルモンの分泌を阻害します。
白髪を引き起こす原因の一つとされる「成長ホルモンの減少」。成長ホルモンは細胞を修復する働きを持ち、「若返り効果」が期待されるホルモンです。
加齢によって白髪が増えるのは、この成長ホルモンが減少していくからだと言われています。30代後半にもなると、成長ホルモンの量はピーク時の1/4程度まで減少するのだそう。
甘いものや炭水化物を食べると、血糖値が急上昇します。成長ホルモンというのは(低い)血糖値を上げようとする意図がありますので、糖分の摂取によって血糖値が上がってしまうと分泌されにくくなってしまいます。
- 成長ホルモンは、”血糖値が低い”ときほど分泌される
2005年、アメリカで行われた50歳~70歳を対象にした調査によると、 健常者と比較すると、糖尿病患者ははるかに多くの白髪を持っていることが実証されたそうです。
コーヒー・紅茶
ちょっとした時間にコーヒーや紅茶を飲むのが習慣化している人は多いと思います。しかし、こと白髪予防を考えると、これらも控えるに越したことはありません。
コーヒーや紅茶の中には、白髪の敵である活性酸素の一種・過酸化水素が含まれています。
活性酸素自体は人体でも作られており、適量ならばウィルスと戦ってくれる頼もしい味方なのですが、いざ増え過ぎると体内の細胞を酸化させ始めてしまい、ダメージを与えます。毛母細胞やメラノサイトがダメージを受けると、黒髪を作る機能が破壊されかねません。
体内の活性酸素は加齢によっても徐々に増えますが、ストレスや食習慣によって劇的に増加してしまいます。
若白髪は、遺伝的影響を除けば、この活性酸素の劇的な増加が原因の一端を担っています。活性酸素を少しでも増やさないために、コーヒーや紅茶は控えることを検討してみて下さい。
白髪に効果的なサプリメント摂取について
食事療法に加えて、サプリメントの摂取もしておくといくらか効果が見込めるでしょう。実際に私も食事による栄養にプラスαの一押しとしてサプリメントの摂取もしています。
筋トレした後のプロテインと同じ要領ですね。
白髪専用のサプリメントというと、メジャーどころは「 ブラックサプリEX 」や「 ブラックアップ 」。ブラックサプリは錠剤タイプで、ブラックアップはドリンクタイプです。
私は飲みやすいブラックアップを摂取していますが、これがかなり強力です。
毎日おちょこ1杯分飲みます。
とてもマズいですが、良薬苦しということで毎日飲み続けてます。
ちなみに、ドラッグストアで売っているような数百円のサプリ(DHCの亜鉛サプリ)とかは最初飲んでいましたが全く効果ありませんでした。。。
これですね。いくら摂取しても変化も何も分からないので私はやめました。サプリについては1つの栄養素だけ単剤で飲んでも効果が薄いんですよね。
サプリは安物を買っても意味がないと身を持って痛感しました。
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まとめ
これらの栄養の摂取やサプリメントによる白髪対策は、はっきりとした効果が約束されたものでは決してありません。そもそも、「白髪は治らない(予防しかできない)」が通説ですからね。
ただ、それでもやらないよりは、やった方がマシですよね。
食生活の変化によって白髪に改善が見られたという声も実際に上がっていますし、何より身体に良いものを摂取してマイナスになることはまずありません。
たとえ今ある白髪は治らなくとも、未来の白髪は防ぐための白髪対策でもあるのです。
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