まだ20代後半にして、気まぐれとは言えない量の白髪が生えてきた私です。しかも右のこめかみから耳の上辺りにかけて集中的に。
若白髪は遺伝が全てだと思っていたので両親に確認してみたものの、父母とも若白髪の特徴はとくにナシ。普段、室内にこもってPC仕事ばかりしているから食生活や運動不足が原因かな……と思ってちょっと調べてみたのですが、
そもそも白髪の原因は未だに完全には解明されていないとのこと。
白髪のメカニズムについて現状わかっていることは、
- 髪の毛は毛母細胞とメラノサイト(色素細胞)の2細胞がタッグで作っている
- 毛母細胞が髪の生成を担当し、メラノサイトが髪に黒色をつける着色料「メラニン」の生成を担当する。
- この細胞に異変が生じ、髪に黒色を塗る機能が停止すると白髪のまま生えてくる。
- なぜ機能停止するかは完全解明されていないものの、ほぼ遺伝との説あり。
という感じ。
つまり、結果はわかっているけど「なぜその結果になるのかわからない」という状態。飛行機は確かに飛んでいるけど、なぜ飛べているのか完全に解明されていないと似た感じでしょうか。
要するに、なんらかの原因で黒髪の着色料メラニンを生成するメラノサイトの働きがストップしているわけですが、なぜ右のこめかみ部分に集中するのか? 左こめかみはそうでもないのに、なぜ右だけ?
その疑問をもうちょっと突っ込んで調べてみると……ありました。それっぽい原因が。
結論だけ端的に述べると、
原因は、頭の使いすぎ……だと?
PCワークで頭脳労働系の人、クリエイティブで想像力を駆使する職業柄の人は要注意ですよ。
スポンサーリンク
白髪の原因は血行不良。側頭部(こめかみや耳後ろ)は生えやすい箇所らしい
遺伝を除いて、白髪の主要な原因と考えられているのが「血行不良」。要するに血流が悪くなると十分な栄養が細胞まで行き渡らず、黒髪を作るメラノサイトが機能不全に陥ってしまうということ。
確かに……デスクワークは目を酷使するし、肩こりも腰のこりも悩みがち。血行不良と言われると1ミリも反論できません。
で、人の身体って血流が悪くなると、少ない血液をどこから運ぶかっていう優先順位があるんです。当然、生命を維持するのに重要な箇所ほど優先順位が高いのですが、髪の毛ってめっちゃ順位低いんですよね。血流の分配すごい後回しにされちゃうんです。
まぁ髪の毛はハゲようが白髪になろうが死にはしませんから優先順位に文句は言えません。
精神的には死にますけどね。
さらに、こめかみ〜耳の後ろあたりは、頭皮の中でもさらに血流が滞りやすい場所なようで、側頭部は一般的に白髪が生えやすい場所と言われています。
なぜ白髪は右側のこめかみに生えてくる?
↑↑ちょっと実際の写真撮ってみたのですが、なかなか白髪が見えやすく撮れませんでした。髪の内側にチラホラと白髪が増えてきています……。
「側頭部はとくに血行不良になりやすいから白髪が生えやすい」という理屈は分かったものの、なぜ右側頭部に集中するのか? という疑問が残ります。
どうてみも、右側のこめかみ〜側頭部だけに明らかな量の白髪が発生しているんですよね……。
一説には、左側よりも右側の側頭部の方が白髪になりやすいと言われています。これは右脳と左脳が関係しています。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感などを認識して知覚や感性を司る右脳は、仕事において左脳よりも労働量が多いと言われています。
これにより、本来は頭皮に行くはずの栄養が右脳に奪われがちになり、余計に右耳周辺の髪の毛が栄養不足になってしまいます。
※後に調べた結果↓
ほぅ、なるほど。右脳と左脳の違いが関係しているとのこと。
右脳の労働量が多い人は、頭皮に行くはずの栄養まで脳の活動に取られてしまうということですね。
考えてみれば、自分の仕事もがっつり右脳タイプの仕事です。これは医学的な真偽はともかく、かなり信憑性を感じます。
右脳を酷使する仕事をしている人、とくに想像力が命の作家やクリエイタータイプの人は要注意ですね。いますぐ鏡で右側頭部の髪をかきあげてみてください。すでに白髪が覗いているかもしれません。
スポンサーリンク
白髪対策って具体的に何をすればいいのだ?
白髪の原因に合点がいったところで、生えてしまった白髪が消えるわけはなく。さて、今度はこの白髪をどう対処・対策しようかという問題が立ちはだかります。
ざっと思いつく候補を挙げてみると、
- 抜く、あるいはカット
- 血行改善を試みる
- 白髪染め
まず、白髪は抜いてはいけないので論外です。白髪を抜いたところで黒髪が生えてくることはないし、毛根にダメージを与えるので薄毛のリスクを抱えるだけ。デメリットしかありません。
抜くのではなくカット、と言われますが、いかんせんキリがない。しかも女性のような長髪ではないので特定の毛を掴んでカットが上手くできない。ということでこちらも却下。
生活習慣を根本から立て直して、血行不良の改善つまり健康改善に取り組もうとは思うのですが、いかんせん効果の保証がありません。むしろ、
一度なった白髪は2度と黒髪には戻らない
というのが定説なので、基本的に白髪対策というのは回復ではなく、あくまで「予防」と「白髪染め」なのです。
と切ない気持ちは拭えないものの、ひとまず今すぐ髪の隙間に光る白髪をなんとかせねば、1ヶ月後の友人の結婚式にも行けません。
というわけで、白髪染めというものにトライしてみました。
白髪染めはトリートメントタイプ
(今回利用した 利尻ヘアカラートリートメント )
トリートメントタイプを選んだ理由
白髪染めと一口にいっても、大別すると3種類あるんです。
- ヘアカラー
- ヘアトリートメント
- ヘアマニキュア・ヘナ
その中でも今の時代に人気があって主流になっているのがヘアトリートメントなのですが、それぞれの違いをざっくり説明すると……、
ヘアカラー(脱色剤含む2剤式)
⇨市販のドラッグストアで売っている普通の白髪染め。脱色剤(ブリーチ)を用いて髪表面のキューティクルを一度こじ開け、髪の内部に染料を入れて中から発色させるため、染まりやすさや持ち具合は抜群。ただしブリーチでキューティクルを無理やり剥がすので髪へのダメージがハンパない。
ヘアトリートメント
⇨髪の表面だけに色を塗るトリートメントタイプ。脱色剤を使わないので髪にはかなり優しいのが大きなメリット。髪の内部に色を入れないため、ヘアカラーに比べると染まりにくく、色持ちも短いのがデメリット。
ヘアマニキュア・ヘナ
⇨こちらも表面だけに色を塗るタイプ。マニキュアはさらに色持ちが短くその場しのぎの白髪染め。ヘナは天然植物由来の染料を使う方法で、髪へのダメージは最も少ないのがメリットだが、染まりにくさと染料の調合(自分でやる)の面倒くささが大きなデメリット。
つまり、染まりやすいほど髪へのダメージが大きく、髪に優しいほど染まりにくいという具合。
こうしてみると、染まりやすさと髪のケアの両面で最もバランスが取れているのがトリートメントタイプなんですね。
まず、髪に大ダメージを与えるヘアカラータイプは論外なんですよ。なぜって、白髪染めはオシャレ染めと違って、定期的に繰り返さなきゃいけないからです。定期的に髪や毛根に大ダメージ与えていたら、マジで頭皮が心配で夜も寝れません。
髪のダメージを最優先に考えると、トリートメントタイプしかありません。ヘナとか染料を自分で調合するの面倒くさすぎますからね。トリートメントタイプなら素手でサッと塗って流すだけなので手間もかかりません。
というわけで、白髪染めはトリートメントタイプ推奨です。
利尻ヘアカラートリートメントを使ってみた感想
私が選んだ 利尻ヘアカラートリートメント は、そんなトリートメントタイプで売上日本1位の定番商品。白髪染めといったら真っ先に名前があがるやつです。
使ってみた感じ、文句ありません。
まず第一に、さすがトリートメントだけあり、髪へのダメージはほぼ感じないということ。髪が保湿されている感じもあり、白髪染めと言いながら髪のケアをしている感覚でした。
あとトリートメントなので、素手でOKなところも楽ですね。もちろん手は染料で黒くなるので、嫌な人は手袋をすればいいですが、私はもうダイレクトに素手で塗っています。手洗えばすぐに落ちるので気にすることはありません。
肝心の染まり具合ですが、正直な点数は85点くらいです。
まだ染め方が下手のこともあり、「まぁ、こんなもんか」という感じ。大部分は問題なく白髪カバーできました。
5回ほど染めてみてようやsく白髪がだいぶ消えたように見えます。そこはやはりトリートメントなので、ヘアカラーでがっつり染めた時のように髪色が一新されるわけではありません。
ただ、確実に白髪が薄くなっている効果は感じられるので、髪へのダメージとトレードオフと考えれば文句なく満足でした。
▼詳しいレビュー記事はこちら▼
白髪に加え、白髪染めの繰り返しによるダメージヘアのせいで、先月久しく会った友人に「なんかお前老けたな ...
利尻昆布カラートリートメントの口コミ評判を検証!白髪染め結果を写真付きで公開
まとめ
20代にしてまさか自分が白髪に悩まされるとは……という薄暗い気持ちが正直なところですが、生えてきてしまったものは仕方ない。折り合いをつけて上手く付き合っていくしかありません。
また目立ち始めたら、白髪染めトリートメントで応急処置しつつ、日々の血行改善策も取り入れて白髪が本当に治る希望のないものなのか実験してみようと思います。
PCワークやクリエイティブ系の仕事をしている人は、血行不良には本当に気をつけて下さい。20代も後半になってくると、身体の不調がダイレクトに表面化してくるので。
すでに白髪がチラホラ見えている人は、一気に増え始めるのでご注意を。
私のようにもう白髪が手遅れの人は、トリートメントタイプの白髪染めで最大限に髪を労わりつつ対処しましょう。