白髪の原因は、仮に遺伝が7割だとすると、残り3割は自己責任です。
白髪に悩んでいる皆さんは、自分が健やかなる健康生活を送っていると胸を張って言えますか?
私は口が裂けても言えません。
だから、20代にして若白髪に悩む人生になってしまいました。
白髪は誰もが加齢によって迎える自然な老化現象ですが、不健康な生活はそのスピードを12倍速くらいに加速させます。ある日ポツンと白髪が見え始めたら、そこから加速度的に白髪が増えていきますよ。
ここでは、白髪が増える原因となるNG習慣を5つほど挙げます。
当てはまる習慣がある人は、今日、この瞬間から、意識的に改善することで、数年後の未来が違ってくるかもしれません。
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NG習慣1. 外食に偏りがち
とくに一人暮らしの社会人は、毎日の食事がコンビニ飯や外食ばかりになっていませんか? ついつい手軽なラーメン屋や牛丼で済ませてしまい気味じゃないですか?
「外食=健康に悪い」とは言えませんが、問題なのは”栄養が偏ること”です。
外食が習慣化されている人の多くは、行きつけの店、お気に入りのメニュー、好きな弁当や惣菜のルーティーンなど、だいたいパターンが固定化されていきます。
いつも同じ店、同じものばかり食べていると、栄養バランスが偏り始めます。
栄養バランスが偏っていると黒髪を作る細胞であるメラノサイトが栄養不足になり、機能不全に陥ってメラニン色素が作れなくなってしまいます。
栄養は、”バランスよく摂ること”が重要です。
髪の主成分であるたんぱく質や血液の循環を良くする青魚や、メラノサイトの働きを活発にする海藻類はしっかり摂ることを心がけましょう。
食事の改善について詳しくは「若白髪の予防対策に効く食べ物は?まずは食事の改善から!」も参考に。
また、日本人の食習慣は、髪に含まれる亜鉛や鉄分が不足しがちと言われています。特に亜鉛は、男女ともに1日の平均摂取量が厚生労働省が推奨する目安摂取量に足りていないので、慢性的に欠乏しています。
このちょっと足りない分を補うために、サプリメントを摂取するのも一つです。毎回の食事に肉類や魚メニューを加えるのは難しいかもしれませんが、サプリなら手軽に摂取できます。
ただ、DHCサプリなど一つの栄養素を単剤で飲んでも効果が薄いので、白髪予防の専用サプリを飲んだ方がいいですよ。
⇒【口コミ】白髪の予防改善に効くサプリを飲み続けた効果と感想
NG習慣2. ストレスを溜め込む
若白髪を招く外部要因の中でも、ストレスの影響力は絶大です。
ストレスを溜め込むと、体内で活性酸素の量が劇的に増えていきます。増えた活性酸素はあたりの細部を酸化させていき、黒髪を作るメラノサイトや毛母細胞をも酸化(破壊)してしまいます。
さらに、ストレスは筋肉も収縮させるので、血流を滞らせ血行不良も引き起こします。するとメラノサイトへ栄養が届きにくくなるので、さらに黒髪が作りにくくなります。
「活性酸素の増加」と「血行不良」は白髪の二大要因とも言えるので、ストレスを溜め込むだけで白髪のリスクは激増してしまいます。
大切なのは、ストレスを受けないことではなく、ストレスを”溜めないこと”。
つまり、ストレスの発散方法を確立しておくことです。
湯船に浸かってリラックスするでもいいし、寝る前に癒しの音楽を聴くでもなんでも良いです。ただしタバコはNG(後述)。
とにかく、自分なりのストレス発散方法を持ち、上手にストレスをコントロールできるようになると、白髪のリスクを抑えられます。
ちなみに私は定期的にサウナに通うようにしましたが、これがかなり良いです。昔はサウナ嫌いだったのに、今ではもう1週間サウナに行けないと我慢できないほどどハマりしています。
詳しくは白髪対策としてサウナはとても効果的では?おすすめせざるを得ない。
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NG習慣3. 運動は家と会社の往復のみ
社会人になると、運動する機会が激減するどころか、人によっては全くのゼロになりますよね。
運動不足は肥満の原因になりますし、血行不良も招くのでメラノサイトへ栄養を届けられず、白髪の原因にもなります。
運動不足は百害あって一利なし!……とは分かっていても、なかなか改善できないですよね。人間だもの。
私もPCワークが生活の中心なので、一日中デスクについてパソコン人間です。例外なく慢性的な運動不足だったので、それが若白髪に拍車をかけた可能性は高いです。それに気づいてからは、1日に30分程度、仕事の合間に外を散歩してリフレッシュするようにしています。
何で読んだか忘れてしまいましたが、老若男女だれにとっても最も優れた健康法は「30分程度のウォーキング」だそうですよ。
もし30分も時間が取れないという超多忙な人でも、ちょっとした隙間時間に身体を伸ばしてストレッチをしたり、駅までの自転車を徒歩に替えてみたり、その程度の運動でも十分にプラスの効果が期待できます。
運動といっても、何もジムに通ってバリバリ走れというわけではありません。日々の生活の中に、少しずつ身体を動かす習慣を組み込むだけでいいのです。
NG習慣4. タバコ喫煙
「若白髪とタバコと鼻毛の関係性。喫煙やめたら治るの?」でも解説していますが、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため、血行不良を引き起こします。何度も述べている通り、血行不良は白髪の大きな原因です。
1996年の研究によると、喫煙者は非喫煙者と比べて4倍の確率で若年期に白髪が発生することが発見されています。
私も白髪化した頃は見事に喫煙者でした。いまこうして記事を書きながら思い返すと、食生活に運動不足に喫煙と、NG習慣をほぼマスターしていましたね……。気づいた時にはすでに遅しです。
ちなみに、私は過去2回禁煙に失敗し、3度目に成功して今4年目というところですが、振り返ると「タバコを吸ってよかったこともあったよな……」なんてことは一つもありません。見事に後悔しかありませんよ。若白髪になる運命だとあの時知っていたら、絶対にタバコなんて吸わなかったのに……と未だ悔しさに歯噛みすることがあります。
もし今、白髪に多少なりとも悩みを抱えているにも関わらずタバコを吸っている人がいたら、なるべく早急に禁煙した方が良いと経験者なりにアドバイスしておきます。白髪に限らず、美容や健康を考えるならタバコは止めた方が良いことは言うまでもありません。
NG習慣5. 紫外線を浴びまくり
紫外線は頭皮の細胞にダメージを与えるので、メラノサイトが弱ってしまう原因になります。
特に、髪の分け目が常に同じヘアスタイルの人は要注意です。いつも同じ位置に分け目を作っていると、その部分の地肌が集中的に紫外線を浴びるようになり、メラノサイトや毛母細胞に大きなダメージを与えてしまいます。
紫外線の対策としては、定期的に髪の分け目を変えたり、帽子などで紫外線を遮る方法などが考えられます。
ただし、帽子やキャップは締め付けが強いものを着用すると、それはそれで血行不良の原因になりうるので注意が必要です。
白髪だけでなく、紫外線が及ぼす肌の老化は本当に恐ろしいです。下記は20年間トラック運転手をしていた老人の顔写真ですが、
引用元http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1104059
見事に顔面の左半分だけが異様に老化しています。これは左ハンドルの運転席で、20年間ずっと顔の左側だけに紫外線を浴びていたことが原因です。
詳しくは下記記事でも書いていますが、紫外線にあたる時間の多い人は、帽子をかぶったりUVカットスプレーを使ったりと紫外線対策をした方が賢明です。
参考記事白髪だけじゃない紫外線の恐ろしさ!頭皮のためにマジで対策しよう……
まとめ
白髪の大きな原因である「栄養不足」と「血行不良」。
この栄養と血行は、常にセットで考える必要があります。
栄養だけを十分に摂っても、それをメラノサイトまで運べなければ意味がありません。その逆も然り。
小さな改善の積み重ねが、数年後の頭皮に大きな違いを生むかもしれません。
今日できることは今日から。コツコツと。
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